新事業進出補助金(第3回)で、当社支援の米菓製造業・製茶業の2社が採択

― Re・Lab が省力化計画・機材選定・事業計画策定を総合支援 ―
このたび発表された新事業進出補助金(第3回)採択結果において、Re・Labが省力化のプランニングを支援した 食品製造2社が揃って採択 されました。
いずれも地域に根差した製造業であり、現場課題に踏み込んだ設備投資設計・工程再構築が評価された形です。支援企業の実名は控えますが、事業内容を以下の通りご紹介いたします。
◆ 採択1:地域老舗の 米菓製造業(埼玉県)
― 手詰め主体の生産工程を抜本的に自動化。安定供給と省人化を同時に実現 ―
米菓メーカーA社は、長年にわたり手作業中心で生産を行ってきました。
特に計量・包装・印字検査の3工程は人手依存が強く、生産性の伸び悩み・過剰充填による原価上昇・熟練人材依存などの課題を抱えていました。
Re・Labは、現場観察・工程分析をもとに以下の設備構成を設計し、効果検証まで一貫してサポート。
・自動計量機 による高速・高精度の計量
・横式ピロー包装機 による包装自動化
・印字判定装置 による検品の自動化
これにより、
・計量工数:20人時 → 2人時
・包装工数:15人時 → 2人時
・印字検査:5人時 → 0.5人時
という 大幅な省力化(省力化指数0.94) を実現する計画が完成しました。浮いた人材は商品開発や販路開拓に再配置し、百貨店・輸出向け商品の強化まで見据える事業構成として採択されています。(※計画書より抜粋 )
◆ 採択2:地域茶産地を支える 製茶業(関東圏)
― 茶葉加工・選別・包装ラインを再設計。高付加価値商品の拡大を視野に ―
製茶業B社は、近年の人手不足と受注増加により、加工~選別~包装工程の処理能力不足が深刻化していました。
Re・Labは、現行設備の制約と導線を精査し、
・選別工程の自動化装置の導入
・茶葉サイズに応じた最適ライン構成の再編
・包装機の更新と歩留まり改善
・HACCPを見据えたゾーニング計画
などを総合的にプランニング。
その結果、省力化・品質向上・歩留まり改善・高付加価値商品の生産能力向上が同時に成立する計画となり、今回の採択につながりました。
◆ Re・Lab が提供した支援メニュー
今回の2件は、単なる書類作成ではなく、
「現場起点の省力化設計 × 導入機材の妥当性 × 事業計画の数値整合性」 が評価された案件です。
支援内容は以下の通り:
・現場工程の可視化(時間計測・ボトルネック抽出)
・生産ラインの再構築案作成
・機材比較・メーカー打合せ・仕様詰め
・投資効果検証(省力化指数計算・原価改善)
・販路計画・付加価値創出のストーリー構築
・財務計画・資金計画の整合性チェック
・補助金要件に適合する申請書作成の助言
特に食品製造における工程設計・設備選定に強みを持ち、
「現場に入って一緒に改善案をつくる」スタイルが特徴です。
◆ 今後の展開
Re・Labでは、
省力化補助金、新事業進出補助金、大規模成長投資補助金、中小企業成長加速化補助金、農水省系設備施設投資補助、HACCP・工場設計、OEM開発支援
まで一貫してサポートしています。
今回の採択を受け、食品製造の現場改革・設備投資のプランニングでお困りの企業様からのご相談を広く受け付けています。
お問い合わせ先
Re・Lab 補助金コンサルティング 担当
TEL : 050-1808-8090

